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ウォーターサーバー [食]

3月に水道水から摂取制限を超える放射線量が検出された際、子どもに安全な水を用意する必要性を感じウォーターサーバーを注文していました。

注文時に1カ月程度の時間がかかると聞いていたので気長に待っていたのですが、注文から2カ月経ちようやく自宅に届けられました。(ウォーターサーバーを扱う会社からすると史上空前の書き入れ時だったのでしょう)

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最近では水道水の数値も落ち着いていますし、これで水に関しては一安心できそうです。ただ、農作物を中心とした“食材”に関しては、まだまだ安心して口に出来るようになるには時間がかかりそうで心配です。

先週号(2011年6月6日号)のAERAでも指摘されていましたが、最近は出荷制限が解除された地域の農産物を買うことで農家の皆さんを救済しようという風潮があり、安全に不安のある農産物を避けることが難しくなっています。

当然、本当に安全なものなら購入し食しますが、全く放射線量が検出されないものと、ぎりぎり摂取制限を下回っているものが同様に市場に出回っている状況では、消費者は産地で選ぶしか方法がなく、安心して購入できる品物が少なくなってしまいます。

昨年収穫された福島県産のコメが返品されるなんて話は、本当に風評被害以外の何ものでもなく大きな問題ですが、規制値を下回っていても放射性物質の含まれる農作物を避ける人がいることは、“風評被害”ではなく各個人の判断の問題であり分けて考えるべきだと思います。(不安を煽るだけの報道には問題があると思いますが・・・)

農薬の場合でも法的に問題ないレベルの残留農薬を避ける人がいるように、放射線量に関しても妊婦や乳幼児のいる家庭では、当然、判断が異なってくるはずです。

しかし、現状では農家を守る必要性からか“微量の放射線量が検出されたもの”と、“全く放射性物質を含まないもの”の線引きは行なわれておらず、より偏った購買行動につながっています。

今回の原発事故による農家の方の被害はしっかり国で補償する方針を明確にし、“安全性に不安の残る農産物の購入による支援”が不要となるような制度を早急に確立して欲しいと願います。

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